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3月某日。


俺は昼間から梅田の地に降り立っていた。


もちろん、ナンパをするためだ。


それも、終日中。


10時間耐久ナンパである。



数日後には福岡遠征が控えていた。

そのため、今日は遠征に向けたナンパの練習も兼ねていた。


この日はナンパ仲間の勇次郎さんも一緒だった。


二人で、昼間からナンパ三昧w


はたから見たら頭のおかしい二人組だが、本人達は本気である。


勇次郎さんは別で女性とのアポがあるとのことで、最初の2時間程度は完ソロ。


張り切って声をかける。


しかし・・・




俺「こんにちは!元気?」


女「・・・」




ガンシカ。



俺「こんちは!ちょっと聞いていいすか?」


女「・・・」


俺「お姉さんって犬派?猫派?」


女「・・・」



ガンシカ。



俺「こんちは!一瞬いいすか?」


女「・・・」


俺「あ、一瞬もダメ?お姉さんもしかして芸能人?」


女「・・・」


俺「芸能人だから庶民には一瞬たりともくれないんすね!さすがっす!」


女「・・・」



ガンシカ。



ガンシカの嵐。



たまーに反応してくれる子はいるものの、連れ出しはおろか番ゲすら出来ず。


2時間が経過した頃には声かけ数は30を超えていた。


が、未だ成果なし。

わろたw



ふん、これくらいでへこたれるもんか。


1声かけの積み重ね、ガンシカの積み重ねが自分を強くするんだ。


だからこれくらいでへこたれてはいけない。


そう自分に言い聞かせる。



そうこうしているうちに勇次郎さんがアポから戻ってきた。



俺「お疲れっす」


勇次郎さん「お疲れっす」


俺「勇次郎さんアポ行ってる間、30声かけくらいしたんすけど坊主っす」


勇次郎さん「30!?声かけ数ヤバイっすねw」




やっぱヤバイのかw


しかしもっとヤバイのが、これだけ声かけして成果ゼロだということw

ちょっと気合を入れなおさなければならない。


時刻は16時を過ぎようとしていた。

気分を変えて、勇次郎さんとナンパ講習をし合うことに。


講習というと少し大層な響きがするが、そんな大げさなものではない。

お互いのナンパ時の会話を聞いて、良かった点・悪かった点を互いに挙げていくだけのもの。


このナンパ講習をし合うというのは、非常にオススメだ。

やはり自分のナンパしている姿というのは客観的に分析し辛いし、他者からのフィードバックがあった方が自分のナンパの悪い点を改善しやすいからだ。


あと、他の人がナンパしている姿を見るのは単純に勉強になるし、勇気付けられるし、なんといっても楽しい笑


親しいナンパ仲間がいるのであれば、ぜひ実践してみて欲しい。
それがナンパ講習。



さて、勇次郎さんとのナンパ講習。

やべー、めっちゃ勉強なるw


そうやって声かけするんだとか、そうやって和むのかとか、そうやってカフェ打診するんだとか。


自分一人では絶対に気付けないであろう点にいっぱい気付くことができた。


そうこうしているうちに、勇次郎さんがめっちゃ可愛い女の子を連れ出した。

羨ましい。


ってか、また完ソロかよw



仕方ないのでまた声をかけまくる。

が、相変わらず大した成果なし。



この時点で声かけ数は60を超えていた。


もうここまできたら、逆にどれくらい坊主記録を更新できるかという違った方向に楽しみを見出していたw



そうこうしているうちに、勇次郎さんが連れ出しから帰還してきた。

日も暮れてきたので、飯を食うことに。



これだけナンパしていると、メンタルもそうだが、体力的にもかなりキツい。

足が痛いw


しかし、それにもめげない。

これくらいでへこたれているようでは、決して美女を抱くことはできない・・・!



そう自分に言い聞かせて、再び夜のストリートへと向かうのであった。


ストリートで偶然、アランさん、桂さんにお会いする。

初対面だったので軽くご挨拶。



ちょっとだけ合流させてもらう。


そしてしばらく声かけを続け、気付けばもうかなりいい時間になっていた。

今日はそろそろ退散しますか、という話になり、解散。



結果。


82声かけ。
23オープン。






59ガンシカ。



0番ゲ。
0連れ出し。



なんすかコレw


いくら世界は広しといえど、1日に82人に声をかけ、59人に無視された人間なんてそうはいないはずw


・・・普通であれば、この時点で「あー、やっぱり俺なんてナンパ向いてないんだ・・・」と諦めてしまうところだろう。



しかしそうは考えないのが俺の良いところ。

そうじゃなくって、持ち前の解釈力を活かして、こう考える。



「1日に82人に声かけて、59人に無視された経験ある奴なんて他におらんやろwむしろめっちゃメンタル鍛えられたやん、ラッキーwこの経験があったらこの先どんな辛いことあっても乗り越えられるわw」


という風に。


また、これだけ声かけして、これだけガンシカされていたら地蔵なんて一切しなくなるし、ガンシカも全く怖くなくなっていた。


・・・もちろん、今回のことで「全然あかんやんけwもうナンパ引退しよかなw」という気持ちが一瞬でもよぎったことは否定しないw



ただ、この日の経験があったからこそ、福岡遠征のときに即ができたのだと思うし、普段のナンパ時においても地蔵を克服できたのだと思う。



まさに、失敗を糧にするというのが大事、というお話でした。